パ・リーグ オリックス3―1日本ハム(6日・京セラドーム大阪)

 オリックス・曽谷が不安一掃の快投を見せた。勝敗こそつかなかったが、6回1失点で試合をつくり「感触もすごくよかったし、何より楽しく投げられた」と納得顔。

5回途中6失点で6敗目を喫した8月13日の楽天戦(京セラD)から、ファーム再調整を経て、1軍のマウンドで復活した。

 7月11日の日本ハム戦(エスコン)で自己最多8勝目を挙げたのを最後に、3連敗。自らの結果が伴わない期間も、同期の絆を忘れなかった。同30日に同じ2000年生まれの入山が支配下に昇格。翌8月に遠征先の焼肉店で「祝福会」を開催したという。「ほんまにおめでとう!」とサプライズでケーキを渡し、右腕と共闘を誓い合った。

 伸び盛りの3年目左腕が戦列に戻り、11日の日本ハム戦(同)では5学年下の左腕・東松が先発することも決定。スターターの柱として2ケタ勝利の期待もかかる曽谷は「できたら一番だけど、ローテをしっかり守って投げていきたい」と宣言した。(南部 俊太)

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