◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(8日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が8日(日本時間9日)、本拠地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。2試合連発の49号が出れば、史上6人目となる2年連続50本塁打に王手がかかる。

 前日7日(同8日)の敵地・オリオールズ戦では、15年の交流戦以来10年ぶりの対戦となった菅野智之投手(35)から初回に5戦ぶりの47号先頭打者アーチ。シーズン12本目の先頭打者弾で23年にベッツが記録した球団最多記録に並び、残り19試合でメジャー記録の15本まで残り3本とした。4年連続の150安打にも到達した。

 3回にはまたも菅野からバックスクリーン右へ2打席連発の48号ソロ。今季4度目となる1試合2発で3年連続の本塁打王に向けてリーグトップのシュワバー(フィリーズ)に1本差と迫った。大谷は10年前も菅野から2打数2安打1四球だったが、通算成績は4打数4安打(2本塁打)1四球となった。その後も3打席連続四球で全5打席出塁の大谷に、ロバーツ監督も「あれ(先頭弾)でベンチの雰囲気も活気づいた」と絶賛。6日(同7日)には山本がノーヒッターまであと1人から被弾。その後救援陣が打たれて逆転サヨナラ負けを喫したが、悪夢を振り払って連敗を「5」でストップさせた。

 3日(同4日)には体調不良のため登板回避。2日後の5日(同6日)にはグラスノーが背中の張りを訴えた影響で緊急登板するなど激動の日々を過ごしてきた大谷。5日の試合後には「もう(体調不良から)治り際だった。

ピッツバーグの2試合目(3日)が一番キツかった」と話し、そして打者としても7日に菅野から2打席連発と完全復活もすぐそこだろう。

 ホームに戻ってきて、同地区最下位のロッキーズと3連戦。相手の先発は新人右腕ドーランダーで、大谷は通算2打数1安打1四球となっている。敵地では地区最下位のパイレーツ、オリオールズに1勝5敗と苦戦を強いられたド軍。本拠地では声援を力に本来の姿を取り戻せるか。

 この日はグラスノーが復帰登板。右脇腹痛から復帰のマンシーが「4番・三塁」に入った。

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