◆米大リーグ ブレーブス―カブス(8日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 カブスの今永昇太投手が8日(日本時間9日)、敵地・ブレーブス戦に中5日で先発し、6回5安打3失点、4奪三振の内容で降板し、メジャーデビューの昨季から2年連続の2ケタ勝利となる10勝目はお預けとなった。初回3失点と苦しい立ち上がりも以降は驚異の修正力で立て直し。

無失点投球を続け、7試合連続となるクオリティースタート(QS=6回以上自責点3以下)

を記録した。

 立ち上がりに苦しんだ。初回は、2死から3番アルビーズに中堅へ先制ソロを浴びると、さらに金河成(キム・ハソン)に中前打、ボールドウィンに右中間フェンス直撃の適時二塁打、アクーニャの左前適時打でさらに2点を失った。0―3の2死一塁で迎えたハリスには右翼ポール際スタンドに飛び込む大飛球を許し、一時は2ランと判定されたが、審判団が協議の末にファウルに判定が覆って“命拾い”し、二ゴロで切り抜けた。初回で計3失点を喫したが、2回を3者凡退で仕切り直すと、以降は1安打無失点投球。持ち前の修正力を発揮した。

 今季は試合前時点で、21試合に登板し、9勝6敗、防御率3・15をマーク。前回2日(同3日)、本拠のブレーブス戦に先発し、6回78球を投げて5安打3失点で9勝目で、防御率は3・15に良化していた。8月5日(同6日)の本拠地・レッズ戦から6試合連続で6イニング以上3自責点以下のQSと抜群の安定感を見せていた。一方、味方からの援護は直近6戦でいずれも3得点以下。この日は1得点だった。

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