栃木選抜、土壇場で一時逆転の粘りも及ばず、準決勝敗退…ボーイズリーグ・東日本報知オールスター戦
１点差の７回２死走者なしから２点を挙げ逆転し、盛りあがる栃木選抜ナイン 画像（1枚）

◆ＵＩ銀行カップ　令和７年度　日本少年野球　東日本報知オールスター戦　▽準決勝　東北中央選抜６ｘ―５栃木選抜（８月３１日・高崎市城南野球場）

　東日本ブロック１５支部から１６チームが参加した支部選抜の対抗戦・ＵＩ銀行カップ東日本報知オールスター戦が８月３０、３１日に群馬で行われ、熱戦が繰り広げられた。昨年準優勝の栃木選抜は準決勝で優勝した東北中央選抜に敗れた。

　　※　　※　　※

　栃木選抜が１点ビハインドの７回２死走者なしから驚異的な粘りをみせた。

　１番の田谷が左中間へ三塁打すると、石川が右翼線へ同点二塁打。途中出場の３番・岡村主将が中前に運ぶタイムリー。３連打で逆転。「絶対にランナーをかえしたかった」（石川）、「今まで打ててなかった。追い付いてくれたので『絶対打つ！』と…」（岡村）と執念でつないだ。

　その裏、無死二塁のピンチに「決勝で最後に投げてもらう予定だった」（佐藤浩映監督、３７＝真岡）という最速１３５キロ右腕の古口が緊急登板。投球練習なしでマウンドに上がった古口は２死から失策もからみ逆転サヨナラ負け。古口は「悔しいです。でも抑えを任せてくれたことはうれしかったです」と話した。

　昨年は決勝で千葉選抜に敗れた。先輩のリベンジを果たすのが目標だった。

田谷は「負けて悔しいけれど、試合をしてみんなと仲良くなれた」。仲間でつないだ７回の攻撃は色あせない。

　【栃木選抜・登録メンバー】★は主将、全員３年生

★岡村元気（小山）

齊藤颯太（県央宇都宮）

鈴木逸太（県央宇都宮）

本嶋孝規（栃木）

手塚劉斗（大田原）

石川寛人（大田原）

前島晴翔（大田原）

古口諒（上三川）

佐藤蒼大（上三川）

石井蒼一郎（佐野）

中道庵吏（佐野）

平川叶翔（宇都宮中央）

金田徳祥（栃木さくら）

大貫凌（さくら勝山）

鈴木颯斗（小山）

小倉聡一郎（小山）

田上琥成（真岡）

川住裕翔（真岡）

田谷茉久（鹿沼）

岩田昊太朗（那須野ケ原）

編集部おすすめ