◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(8日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が8日(日本時間9日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。0―1と1点を追う6回無死一塁で右腕メヒアから今季97個目の四球(16敬遠を含む)を選び、3死球と合わせて今季100四死球に到達した。

エンゼルス時代の21年以来、4年ぶり2度目。97四球は21年の96個を上回り、自己最多となった。大谷がつないだ後、1死一、三塁からフリーマンの適時二塁打でチームは同点に追いついた。

 四球数のリーグトップはJ・ソト(メッツ)の118個。MLB全体で100四球を超えているのはソト以外だとA・ジャッジ(ヤンキース)の104個で、R・ディバース(Rソックス→ジャイアンツ)が99個で王手をかけている。大谷はソトに次いでリーグ2位につけており、自身初の「100」の大台はほぼ確実だろう。勝負を避けられることも多い強打者の証しと言える。

 大谷は前日7日(同8日)の敵地・オリオールズ戦では、15年の交流戦以来10年ぶりの対戦となった菅野智之投手(35)から初回に5戦ぶりの47号先頭打者アーチ。シーズン12本目の先頭弾で23年にベッツが記録した球団最多記録に並ぶとともに、メジャー記録の15本まで残り3本とした。4年連続の150安打にも到達すると、3回にはまたも菅野からバックスクリーン右へ2打席連発の48号ソロ。今季4度目となる1試合2発とした。

 3年連続の本塁打王に向けては8月28日(同29日)に1試合4発の離れ業を見せ、一時大谷に4本差をつけていたシュワバーまで1本差に迫っている。

この日49号が出れば、史上6人目となる2年連続50本塁打に王手をかける。

 ◇大谷の年度別四死球

 ▽18年 39(37四球、2死球)

 ▽19年 35(33四球、2四球)

 ▽20年 22(22四球、0死球)

 ▽21年 100(96四球、4死球)

 ▽22年 77(72四球、5死球)

 ▽23年 94(91四球、3死球)

 ▽24年 87(81四球、6死球)

 ▽25年 100(97四球、3死球)

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