◆米大リーグ ドジャース3―1ロッキーズ(8日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースに7月にレイズから移籍したベン・ロートベット捕手(27)が、またも“ノーヒット投球未遂”の好リードで、チームを勝利に導いた。頼もしい新戦力は「今日は本当に楽しかった。
この日は先発・グラスノーとバッテリーを組み、7回無安打1失点2四球11奪三振の快投を演出し、8回は2番手・トライネンが3者凡退。継投での“ノーヒットワンラン(無安打有失点)”にも期待がかかったが、9回にはスコットが先頭リッターに二塁打を許した。それでも2点差の9回は無失点で切り抜け、チームの2連勝に貢献した。
ロートベットは、移籍後初のスタメンマスクとなった9月6日(同7日)の敵地・オリオールズ戦では、山本由伸投手と組み、9回2死までのノーヒットノーラン投球を演出。この日は先発マスク3試合目で、うち2試合で9回途中までノーヒット投球未遂の好リードとなった。
レイズ、レッズとの三角トレードで、7月末にレイズからドジャースに新加入。正捕手スミスが3日(同4日)の敵地・パイレーツ戦で右手にファウルチップを受けて負傷し、翌4日(同5日)に昇格した。
チームは、5日(同6日)の敵地オリオールズ戦では、新人捕手ラッシングも自打球を当てて途中交代するなど、捕手の負傷者が相次いでいた。ここまでは堂々の活躍ぶりを見せるロートベットは、「ウィル(スミス)の代わりは誰もできない。彼はこのチームをまとめる接着剤のような存在だと思う。この1週間の試合とダルトン(ラッシング)からは多くを学んだ。