◆イースタン・リーグ 巨人5x―4オイシックス=延長10回=(9日・Gタウン)

 昨年4月に受けた「左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称トミー・ジョン=TJ手術)から復帰した、巨人の育成・代木大和投手が、イースタン・オイシックス戦に先発。今季2軍戦初先発となったマウンドで、4回71球を投げて4安打無失点、2奪三振だった。

 初回は1死一塁、2回は2死二、三塁と走者を背負うも無失点。3回はこの日初めて3者凡退に封じたが、4回は先頭打者からの連打などで2死満塁のピンチを背負った。ここで8番・片山を内角145キロで遊ゴロに打ち取り、この回限りで降板した。最速は149キロ。カーブ、カットボール、フォークなどを織り交ぜながら粘り、得点を与えなかった。

 試合後、桑田2軍監督は「球威は良かった。粘って4回を抑えて終わったということは収穫だったと思う」と評価。その一方で「課題はやっぱりコントロール。上のステージで活躍しようとすると、それなりのコントロールが必要だということ。それが明確になったので、『毎日(周囲に)流される練習ではなくて、コントロールが良くなる練習をやろうね』という話はしました」と、課題を伝えたことを明かした。

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