◆JERA セ・リーグ 巨人6―4広島(9日・東京ドーム)
課題が残る白星だった。6勝目を挙げた戸郷は試合後、「投手に本塁打を打たれたのはすごい反省すべきですし、あそこは6点取ってくれた後だったので」と悔しそうに振り返った。
初回に38球を要し先取点を与え、6―1の2回は相手先発の床田に右越え2ランを浴びた。5回、109球、4失点(自責3)で降板。6回1失点で勝利投手になった前回(2日)のヤクルト戦(京セラD)も初回に30球を要していただけに「もっと(長いイニングを)投げないと中継ぎもしんどいですし、しっかりしていかないといけない」と次回までに修正を誓った。
ここまで6勝8敗と苦戦してきたが、CS争い、短期決戦で不可欠な存在だ。「今年は大胆にいきすぎて打たれて、慎重になりすぎて四球が多くなってと、あまりいい考え方ができてない。割り切るところも大事だと思う」と前を向いた。