東都大学野球連盟は9日、1週間後の16日の1部リーグ開幕を前に、都内で6校の監督による座談会を行った。

 最大の話題は、リーグ戦5連覇中の青学大。

2011年秋~14年春の亜大以来、史上3校目のV6に挑む安藤寧則監督(48)は「秋も優勝をつかみ取れるように。6連覇というところは、しっかり目指していきたい」と力強く抱負を述べた。

 これに対し、春3位の東洋大・井上大監督(51)は「なんとしても、青学さんの6連覇を阻止したい。その一点にテーマを絞っています」。春4位の中大・清水達也監督(61)も「打倒・青学でいきたいと思います」と挑戦状をたたきつけた。また、開幕週に青学大と対戦する春5位の国学院大・鳥山泰孝監督(50)は「胸を借りるつもりで、精いっぱいぶつかっていきたい」と闘志をのぞかせた。

 「期待の4年生は?」という問いに対し、青学大の安藤監督が最初に名前を挙げたのは、今秋ドラフト上位候補のエース・中西聖輝。「負けないピッチャーとして力を発揮してほしい」と期待を込めた。

 一方「顔も見たくない他校の選手は?」の質問には、3人の監督が「中西投手」と答えた。これまでリーグ戦で計28試合に登板し、14勝2敗。難攻不落の右腕の攻略が、リーグ戦の行方を占う最大のポイントになりそうだ。

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