◆JERA セ・リーグ 巨人6―4広島(9日・東京ドーム)
巨人の戸郷翔征投手が広島戦で先発し、5回109球を投げて8安打4失点(自責3)、8Kも味方の援護に助けられて6勝目を挙げた。
戸郷は初回に味方のミスや安打などで1死二塁で3番・小園に右翼線適時打を浴びて先制を許した。
6―1の2回には無死一塁では先発投手・床田に右翼席への2ランも献上。3、4回は無失点に抑えたが5回にも1点を追加された。
戸郷について杉内俊哉投手チーフコーチは「乗り越えてもらうしかない。ブルペンだって全然悪くないんですよ。すごいよかったですし、今日。今年はそういう年だと思ってその中でいくしかないですね」と壁を乗り越えてもらうことに期待した。また「曲がり球で簡単にカウント取れないんでね。真っすぐに頼らないといけない状況が多くて、フォークが振らないとかなると、ボールになっちゃうので選択肢がちょっと少ないですよね」と振り返った。
阪神にリーグ優勝を決められ、巨人はまずは2位の座を守り抜くしかない。「投げる試合は勝ってもらわないと、順位は(1位以外は)何も決まってないので2位を死守できるようにやるしかないですね」と語った。