◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が9日(日本時間10日)、本拠地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。2試合ぶりの49号が出れば、史上6人目となる2年連続50本塁打に王手がかかる。

 前日8日(同9日)の同戦では、1点を追う6回無死一塁では右腕メヒアから今季97個目の四球(16敬遠を含む)を選び、3死球と合わせて今季100四死球に到達した。エンゼルス時代の21年以来4年ぶり2度目。97四球は21年の96個を上回り、自己最多だ。大谷の四球がフリーマンの同点適時二塁打につながった。7回2死一塁で迎えた第4打席では、右腕チビイから右翼へ打球速度114・3マイル(約183・9キロ)の弾丸二塁打。3試合連続安打で2死二、三塁と好機を生み出し、2番ベッツの決勝2点適時打を演出した。

 1番打者として「長打、もしくは出塁することが仕事だと思っている。いかにいい状態でフレディ(フリーマン)、ウィル(スミス)に回ることが僕とムーキー(ベッツ)の仕事」と話す大谷にとって、最高の働きだったと言える。

 この日のロッキーズ先発右腕、G・マルケス投手(30)とは通算11打数3安打の打率2割7分3厘、1本塁打、3打点、3三振。今季は一発を放っている相手で、この日もアーチに期待がかかる。チームは同地区2位のパドレスとゲーム差1と激しい優勝争いを繰り広げている。同地区最下位のロッキーズ相手には確実に白星を拾っていきたいところ。

右手打撲の正捕手スミスが「4番・捕手」で先発復帰。右脇腹痛から前日に復帰したマンシーが5番に入り、打線の役者がそろいつつある。

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