◆米大リーグ ドジャース7―2ロッキーズ(9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ナ・リーグ西地区首位のドジャースが、同地区最下位のロッキーズに快勝し、この日敗れた同2位のパドレスとのゲーム差を「2」に広げた。「1番・指名打者」でフル出場した大谷翔平投手(31)は、右前適時打を放つなど3打数1安打1打点、1四球1盗塁でチームの3連勝に貢献した。
この日は正捕手のスミスが右手打撲から6日ぶりに復帰。「4番・捕手」でフル出場し、2回先頭の1打席目に先制点につながる二塁打を放つなど、4打数1安打で、7回1失点と好投した先発右腕のシーハンら3人の投手陣も好リードした。
試合後にNHK BSの試合中継のインタビューに応じたスミスは「まずは勝てたことがうれしい。(1打席目の安打は)スライダーを打てた。2ボールからインコースの球をうまく打てたと思う」とうなずき、5回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球を見せた先発のシーハンについては「非常によかった。スライダー、チェンジアップ、カーブを織り交ぜて、素晴らしい内容だったと思う」とたたえた。
前日8日(同9日)には正三塁手のマンシーが復帰。この日は救援左腕のベシアも負傷者リスト(IL)から戻って1回無安打無失点、2奪三振の好投を見せた。あす10日(同11日)はエドマンも復帰予定。戦力は整ってきたとあって、2年連続ワールドシリーズ制覇へ向けて「一丸となっていい試合をしていきたい」と気を引き締め直していた。