◆JERAセ・リーグ 巨人4―3広島(10日・東京ドーム)

 広島は、痛恨の逆転負けで今季4度目の6連敗となった。3―3同点の8回に3番手・島内が踏ん張れなかった。

先頭四球を起点に、1死満塁から代打・坂本の犠飛で決勝点を奪われた。昨年に月間20敗(5勝)を喫した“魔の9月”は、今年も1勝7敗。今季最多の借金は14まで膨らんだ。

 初回は先頭・中村奨から3連打で3番・小園が適時打を放ち、わずか5球で先制に成功。さらに末包の犠飛で2点目を奪った。だが、その裏にキャベッジのソロで1点を返された。4回には菊池の4号ソロで再び2点リードとしながら、その裏に岸田の2ランで同点に追い付かれた。

 大瀬良は、ともに得点直後の失点で6回3失点だった。東京Dでの巨人戦は18年4月15日の白星を最後に、これで12戦未勝利(5敗)となった。

 ちょうど9年前の16年9月10日、チームは同じ東京Dでの巨人戦で25年ぶりのリーグ優勝を決めた。“記念日”に意地を見せられなかった。

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