◆JERAセ・リーグ 巨人4―3広島(10日・東京ドーム)

 広島は、6連敗で3位・DeNAに6ゲーム差まで広がり、自力CS進出の可能性が消滅した。大瀬良が6回3失点にまとめたが、ともに打線が得点直後の2被弾でリードを守れなかった。

8回は島内が、先頭四球から1死満塁のピンチを招き、代打・坂本に決勝犠飛を浴びた。ちょうど9年前の16年9月10日、チームは同じ東京Dでの巨人戦で25年ぶりのリーグ優勝を決めた“記念日”だった。昨年に月間20敗(5勝)を喫した“魔の9月”は、今年も1勝7敗。今季最多の借金は14まで膨らんだ。以下は新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。

 ―8回は先頭四球から勝ち越しを許した。

 「そこがちょっと、もったいなかったかな」

 ―大瀬良投手は初回と3回に打線が得点した直後の失点だった。

 「そうやね。まあ、そこは分かっていると思う。点を取った直後というのは、より引き締めてというのは分かっていると思う。ゲームはつくってくれたと思います」

 ―前回登板は7四球だった。今回は無四球。

 「前回の登板とは、全然比べものにならないぐらい真っすぐは良かったと思う」

 ―打線は初回に先制する試合が続いているが。

 「そうやね。点は取るんだけど、うまくかみ合っていない状況が続いているかなと。そこは我慢して」

 ―同点の8回2死一、二塁の好機で佐々木選手がそのまま打席に送った。

 「もちろん。あそこは代打というのは全く考えていなかったです。経験してもらいたい。彼にとって、打てればいいですけど、打てなくても、成長していくためにも必要なことかなと」

 ―苦しい状況が続く。選手に求めるもの。

「粘り強くやっていくしかないと思う。選手は頑張ってくれていると思う。粘り強くやっていくしかない」

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