◆JERAセ・リーグ 阪神1―6DeNA(10日・甲子園

 阪神・楠本泰史外野手が移籍後初安打をマークした。

 7回に代打で登場。

一ゴロに倒れたが、快音が響いたのは9回の第2打席だった。佐々木から三遊間を破る左前打が移籍後12打席目で待望の初ヒットになった。

 「打席のチャンスをいただいて1本も出せてなかったので。ファームにいる期間も『1軍でヒットを打つんだ』という気持ちで取り組んできた。とりあえず1本出て、甲子園で打てて良かった」

 昨オフDeNAを戦力外となり阪神に加入。ウエスタン・リーグで3割8厘の成績を残していた。

 「優勝に何一つ貢献できなかった。ポストシーズンも残ってますし、何とかアピールして、そこの枠に入れるようにという思いでずっと取り組んできた。自分には余裕なんてない。残りの1打席、1打席を必死にアピールしていきたい」

 幼少期から大の虎党。古巣相手に、新天地で第一歩を踏み出した。

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