◆JERA セ・リーグ 巨人4―3広島(10日・東京ドーム)

 巨人のトレイ・キャベッジ外野手が、広島キラーぶりを発揮しカード連勝に貢献した。

 「2番・中堅」で先発出場。

2点を追う初回1死で、カウント2―2から広島の先発・大瀬良の投じた高めのフォークに反応。打った瞬間、確信の16号ソロは大歓声に包まれて右中間スタンド中段に飛び込んだ。「反撃ののろしをチームで上げようと取り組んでいた。自分にとっても非常に良かった」。打席を数歩出た位置で打球の行方を見届けると、悠々とダイヤモンドを一周。2点を先行される重苦しい展開の中、一発で球場の雰囲気を一変させた。

 今季放った16発中7発が広島戦。打点もカード別最多の13を記録。出場8試合連続安打と好調をキープしている。「広島の投手陣はすごくいいピッチャーがたくさんいる。楽しい戦いが続いている」と勝負を楽しみ好結果につなげる。

 チームは残り15試合。

「自分自身のプレーに自信がでてきた」。2位死守へ、助っ人のバットが勢いづける。

編集部おすすめ