ＤｅＮＡ・筒香嘉智、甲子園２３４６日ぶりの一発が逆転Ｖ弾「独特の雰囲気のある球場」
４回無死一、二塁、筒香嘉智は逆転となる左越え３ラン本塁打を放つ（カメラ・義村　治子） 画像（1枚）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神１―６ＤｅＮＡ（１０日・甲子園）

　浜風に乗って、打球が飛んでいく。ＤｅＮＡ・筒香は１点を追う４回無死一、二塁、伊藤将のカットボールを逆方向へ運んだ。

左翼ポール際に吸い込まれる逆転１６号３ラン。「独特の雰囲気のある球場というのは以前から感じていましたし、何か起きるという雰囲気がある。勝ちにつながるような一打を打てたのはうれしいですね」。メジャー挑戦前の２０１９年４月９日の阪神戦以来、２３４６日ぶりとなる甲子園での一発が逆転Ｖ弾となった。

　直近３試合は無安打だったが、「どうしようもできないという感覚は全くない」と動じなかった。試合前練習から左方向への打球を意識。８月７日の１軍復帰後は出場１８試合で１０発と本来の破壊力を発揮している。２位との１・５差をキープ。ハマスタでのＣＳ開催に向け、ピタリと巨人を追う。（太田　和樹）

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