◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が10日(日本時間11日)、本拠地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。この日は今季4度目でラストとなる大谷の「ボブルヘッドデー」。

主役に3試合ぶりの49号が出れば、史上6人目となる2年連続50本塁打に王手がかかる。

 昨年も愛犬デコピンの始球式などで大きな話題を集めた大谷の「ボブルヘッドデー」。今季もこの日までに3度あり、4月2日(同3日)のブレーブス戦ではサヨナラ弾、5月15日(同16日)のアスレチックス戦では2打席連発、8月27日(同28日)のレッズ戦では投手として23年9月の右肘手術から749日ぶりの白星を挙げるなど、毎回ドラマを起こしてきた。打者としては通算5試合で打率3割8分1厘、4本塁打、8打点。今季ラストで初めて投手のボブルヘッド人形が配布されるこの日も何か見せてくれるはずだ。

 前日9日(同10日)の試合では、3打数1安打1打点1四球1盗塁1得点で勝利に貢献。3回2死の第2打席では四球を選んで15試合連続出塁とし、自己最多をさらに更新する98個目の四球(16敬遠含む)。出場26試合ぶりとなる18盗塁目も決めた。5回1死二塁の第3打席では4試合連続安打となる右前適時打。打球速度105・8マイル(約170・3キロ)と痛烈な当たりでリードを5点に広げ、勝利を決定づけた。

 チームも役者がそろってきた。8日(同9日)には右脇腹痛からマンシー、9日(同10日)には右手打撲のスミスと右脇腹の張りのベシア、そしてこの日は右足首痛からエドマンが復帰した。

5連敗の後、3連勝中と少しずつ息を吹き返しており、2ゲーム差をつけている同地区2位のパドレスとの差を一気に引き離しにかかる。

 ◇大谷翔平の過去の「ボブルヘッドデー」(※日付は現地時間)

 ▽24年5月16日 レッズ戦 2打数無安打1四球1盗塁

 ▽24年8月28日 オリオールズ戦 4打数2安打1本塁打1打点2盗塁

 ▽25年4月2日 ブレーブス戦 5打数3安打1本塁打1打点

 ▽25年5月15日 アスレチックス戦 5打数2安打2本塁打6打点

 ▽25年8月27日 レッズ戦 5打数1安打、5回2安打1失点9奪三振

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