アイリッシュチャンピオンS6着後の検査で、ぜん息(炎症性下気道症候群)と、中程度の肺出血(EIPH運動誘発性肺出血)が判明したシンエンペラー(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)の現状と今後の予定について矢作調教師が9月21日、中山競馬場で取材に応じた。

 「今日から向こうで乗り始めていて、27日に出国します。

検疫中もしっかり乗り続ける予定です。肺出血というと大変な状況を想像される方もいるかと思いますが、本当に軽度だったので天皇賞・秋やブリーダーズカップターフへの遠征も考えたほどです。ただ、検疫の日程などを考えて、万全を期すためにジャパンC(11月30日、東京競馬場・芝2400メートル)へ向かうことにしました」と説明した。

 凱旋門賞・仏G1(10月5日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)は回避することになったが、今年は前哨戦を勝利した日本馬3頭が参戦する。「いろんな形で前哨戦を走っていますし、楽しみです」と矢作調教師は日本勢にエールを送った。

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