巨人の近藤大亮投手が27日、Gタウンで引退会見に臨んだ。オリックス通算204登板で9勝15敗4セーブ、防御率3・17をマークした名リリーバー。

中川、大勢、17年侍ジャパンを率いた日本ハムの稲葉2軍監督からサプライズメッセージが届き「素晴らしい方々の中でプレーすることができて本当に幸せでした」と感慨にふけった。以下は会見の主な一問一答。

 

 ―降板時、笑顔が印象的だった

「もうやりきった。後悔ないって感じです。(2軍監督の)桑田さんは昨年めちゃくちゃお世話になったので、大好きな桑田さんの前で最後の投球できたのもすごくうれしかったですし。感謝しかないですね」

 ―最速140キロ

「正直、腕ちぎれてもいいと思って全力で投げさせてもらったんですけど、まあ弱かったすね。でも自分の出せる限りの力を出せたかなと思います」

 ―大けがの影響で球速90キロ台から復活。後輩に伝えたい思い

「過去は振り返らずに、前だけを見て、全力でやってほしいですね。僕も(復活の)前例がないって言われて、諦めることは簡単やったんですけど。故障班や3軍のチームにいて若い20歳とかの選手がいっぱいいる中で、そんな姿を見せたくなくて。34歳でもまだまだ諦めへん、誰にも負けへんでと誰よりも練習しましたし、トレーニングもしましたし。自分のためでもあるんですけど、何かを感じてくれたらうれしいなと思ってやってましたね」

 ―同学年のオリックス・杉本への思い

 「ほんとに親友ですね。

10年前、一緒に入団して。同い年ってこともありますし、常に一緒にいたイメージがあります。あいつがどんどん活躍していってるのを見て、悔しさもありますけど、うれしかったですし、負けてられへんなって思う、そんな友人でした」

 ―現役でプレーを続ける親友に声をかけるとすれば

「あいつはね、普段頑張ってると思うんで、見守り続けたいなと思いますけど。正直ナイーブというか、メンタル弱いんですよ。なので、そばに僕がいたらおそらくもっと活躍すると思います(笑)。よく落ち込んだら2人でカラオケも行きましたし、またそういう生活に戻れたら」

 ―引退決断を古巣のチームメートに連絡したか

「お世話になった先輩方には連絡しましたね」

 ―杉本には

「あいつは最後の最後に連絡しました(笑)。遅ない?って言われました」

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