◆米大リーグ マリナーズ3―5ドジャース(27日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)

 ナ・リーグ西地区4連覇を決めているドジャースがア・リーグ西地区を24年ぶりに制覇したマリナーズとのレギュラーシーズン最終カード第2戦も勝利し、連勝を「4」に伸ばした。

 この日は休養のため大谷翔平投手(31)が33試合ぶりに欠場。

前日はベッツ、フリーマンと同じ「MVPトリオ」の2人が休養したが、球団の配慮で大谷も自身初の二刀流で臨むポストシーズン(PS)に向けて体調を整えることに専念した。ロバーツ監督は「彼はMVPになるだろうし、明日は出るよ」と説明。3年連続本塁打王にはナ・リーグトップのシュワバー(フィリーズ)と2本差で最終戦を迎えるが、結果はどうなるだろうか。

 試合は先発のグラスノーを3回3安打無失点、36球で交代させた。指揮官は30日(同10月1日)から開幕するワイルドカードシリーズでは先発ローテから外れる可能性が高い右腕に関して「PSにベストな投手陣を用意する上での1人になる可能性がある。だから今日は、その機会を残しておくために登板を短くする」と救援起用も視野に入れて早期降板させることを試合前に明かしていた。

 9番ラッシングの4号先制2ランで先制した直後の5回は2番手ヒーニーがポランコに逆転3ランを浴びたが、7回に相手の暴投で同点。3―3の9回には守護神ムニョスからE・ヘルナンデスが決勝の2点二塁打を放った。今季のレギュラーシーズンは残り1試合。ワールドシリーズ連覇への本当の戦いがもう間もなくスタートするが、その前に王者が調子を上げてきている。

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