◆米大リーグ マリナーズドジャース(28日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)

 マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が29日(日本時間29日)、本拠地・ドジャース戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、3打数1安打で8回に代走が送られて途中交代した。本塁打は出ずに60本塁打でシーズン終了となった。

 ローリーは24日(同25日)の本拠地・ロッキーズ戦で2本塁打を放ち、自身初の60号に到達。同試合でチームも2001年以来24年ぶりとなるア・リーグ西地区優勝を決めた。その後は4試合アーチなし。22年にジャッジ(ヤンキース)が樹立した62本のア・リーグ記録には2本届かなかったが、本拠地は打席に立つたびに「MVPコール」が巻き起こった。

 今季がメジャー5年目のローリー。2年目の22年からは27、30、34本塁打を放って長打力には定評もあったが、今季は開幕から本塁打を量産。オールスター前日に行われたホームランダービーでも優勝した。捕手としても昨季はゴールド・グラブ賞を受賞した守備力の持ち主。両打ちの選手ではこれまで1961年ヤンキースのM・マントルが放った54本が最多だったが、史上初めて60発を放った。

 ナ・リーグ本塁打王争いでシュワバー(フィリーズ)と競っているドジャース・大谷翔平投手(31)は7回の4打席目に55号を放った。

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