◆米大リーグ ブルワーズ7―9ブルージェイズ=延長10回=(14日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ブルージェイズ・岡本和真内野手(29)が14日(日本時間15日)、敵地・ブルワーズ戦に「7番・三塁」で先発出場。出場5試合ぶりのマルチ安打をマークし、4打数2安打1打点でチームの連敗ストップに大きく貢献した。

 起死回生の一打が飛び出したのは、1点を追う9回無死二、三塁。昨季30セーブの守護神メギルから左前へ同点適時打を放った。低めの87・9マイル(約141・5キロ)ナックルカーブにやや体勢を崩されながらもはじき返した。4月は10試合目で初打点だ。続くヒメネスの二ゴロの間にチームは1点を勝ち越し。さらに2死二塁からクレメントの左前打で二塁走者の岡本が一気に生還し、もう1点を加えた。岡本は三塁を回ったところでヘルメットを飛ばすほどの激走を見せた。

 しかし、チームは6―4の9回にクローザーのホフマンが2失点。延長戦に突入したが、無死二塁のタイブレークで始まる10回に主砲ゲレロの適時二塁打などで3点を奪取。その裏の敵軍の反撃を1点にとどめて逃げ切った。

 この日のブルワーズ先発は最速167キロ超の“怪物右腕”ミジオロウスキーだった。初対戦の岡本は2回に二直、5回は空振り三振で2打席凡退。

だが、1点を追う7回1死の第3打席はWBCで優勝したベネズエラ代表の左腕セルパから遊撃内野安打。一塁は際どいタイミングとなったが、激走でセーフをもぎ取った。これが出場4試合ぶりのヒットとなった。

 メジャー1年目の今季はデビューから6試合連続安打を放つなど順調なスタート。3月29日(同30日)の本拠地・アスレチックス戦では待望の1号を放ち、30日(同31日)のロッキーズ戦では2試合連発をマークしたが、4月に入って苦しんでいた。11日(同12日)には休養のため初めて欠場したが、12日(同13日)のツインズ戦も4打数無安打1四球。この日まで3戦連続無安打だったが、試合のなかった13日(同14日)を挟み、まずは復調への第一歩だ。打率は2割2分4厘となった。

 初めて対戦する相手投手、環境にも慣れていく中で「日々、いいものを見つけられるように頑張っていきたい」と足元を見つめる岡本。チームでは正捕手のカーク、不動の1番スプリンガーら故障者が続出しており、ルーキーながら背番号7にかかる期待は大きくなっている。

編集部おすすめ