◆阪神大学野球春季リーグ戦 ▽第1節2回戦 大産大4x―3甲南大=延長10回タイブレーク=(16日・あじさいスタジアム北神戸)

 雨天順延となった第1節2回戦が行われた。大産大は終盤2点ビハインドを追い付き、延長10回タイブレークへ。

途中出場の南里海晴(2年=石見智翠館)が1死満塁から中前へサヨナラ打を放ち、2勝2敗とした。

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 意地の一打だった。「今日は絶対、自分が打って決めると思っていた」。劇的一打に南里は秘めた決意を語った。3―3で迎えた延長10回タイブレーク。表を0点に抑えて、迎えたサヨナラのチャンス。1死二、三塁で4番打者が申告敬遠された時に覚悟を決めた。

 初球を中前に運ぶサヨナラ打。ナインの手荒い祝福も心地よかった。

 第2節は大体大に2試合続けて延長タイブレークで敗れた。その責任を背負っていたのは南里だった。12日の2回戦。

途中から左翼を守っていた南里は1点リードの9回の守備で飛球を捕れなかった。記録はヒットとなったが同点に追い付かれタイブレーク負け。「あれはエラーだと思っている。自分のせいで負けた」と自らを責めていた。

 この日も、中盤の守備固めで登場。2点を追う8回2死二塁で左翼線にタイムリー二塁打し、バットで気を吐いていた。

 3戦連続で延長タイブレークにもつれ込んだがようやく白星を挙げ、市川哲也監督(49)は「(南里は)落ち込んでいたはずだが、(翌日も)一生懸命練習していた。悔しい思いをぶつけてくれた」と南里を称えた。昨年は春秋で連覇したが、主力が卒業しリーグ戦経験者は少ない。苦しむ中でつかんだ白星で、2勝2敗とした。3連覇へ―。まだあきらめていない。

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