◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―8巨人(17日・神宮)

 巨人が今季初の3連勝と波に乗ってきた。打線が初回から活発で3回までに7点を奪って主導権を握り、投げてはフォレスト・ウィットリー投手が来日初勝利をマーク。

甲子園で阪神に連勝後、首位・ヤクルトも下して貯金を3にした。

* * * * * *

 新外国人による投げ合いで始まった。巨人打線は昨年中日に在籍したウォルターズに対し、初回から攻め立てた。対戦は25年にリリーフによる3イニングのみ。少ない体感データを基に、甘い球を逃さなかった。その初回、キャベッジの死球から泉口、ダルベックの連打で1死満塁とし、大城が押し出し四球を選んで先制した。丸の二ゴロで2点目を奪い、増田陸の左翼線タイムリーで2点を追加。16日の阪神戦に続く初回の猛攻で試合を優位に進めた。

 3回には大城、浦田の右前安打などで1死満塁とし、ウィットリーが来日初打点となる押し出し四球で5点目。2死後、キャベッジの左中間二塁打でさらに2点を奪った。3回までに8安打と活発で7得点。ウォルターズを攻略した。

この日は1番に佐々木を置き、キャベッジを10試合ぶりに2番で起用。5番には大城を入れ、3安打を放った。開幕から8通り目の並びが機能し、起点となった。

 3試合目の先発となったウィットリーは来日初勝利に向けて、対照的な投球を見せた。初回無死一塁でサンタナの中前に抜けそうな打球を二塁手・浦田がまるで忍者のような身のこなしで好捕し、難しい態勢から二塁へトス。ゲッツーを完成させ、マウンド上のウィットリーは雄たけびを上げた。これでリズムに乗る。2回以降、7回までノーヒットピッチング。150キロ超の直球と変化球の精度も抜群で、チーム打率2割6分(16日時点)の好調ヤクルト打線を押し込んでいった。

 ウィットリーは7回94球、2安打9奪三振で降板。8回からリリーフ陣に託し、そのまま逃げ切った。来日3試合目にして初勝利。

期待の新助っ人が本領を発揮した。チーム方針により、ウィットリーは18日にも出場選手登録を抹消される。代わりに試合前練習から合流したルシアーノを昇格させて、救援陣に厚みを作る。豊富なピッチングスタッフを休養させながら長いペナントを戦う阿部巨人。ヤクルトの反撃を9回の2点に抑えて、今季初の3連勝と勢いが増してきた。

編集部おすすめ