近鉄、楽天、マリナーズなどで日米通算170勝を挙げた岩隈久志氏(45)が22日、都内で24年の全国高校野球選手権西東京大会に特別支援学校では全国で初めて夏の大会へ単独出場した青鳥特別支援ベースボール部と交流した。知人を通じて始まった訪問は今回で3度目。
24年10月の初訪問の時には「キャッチボールがうまくなれば失点が半分になるよ」と上達の“ヒント”を与えていた通り、大会ごとに失点数が着実に減少してきた。当時と比べて「キャッチボールがすごく上手になっているなと思いました」と実感。試合結果も必ずチェックしており、「それだけ子どもたちが努力して頑張ってきているなと感じる」と目を細めた。
最後の夏に向けてエースナンバーを狙う岩本大志(3年)は2度目の指導で、スライダーの握り方を教わり「(これまでと)全然違いました。(変化の軌道も)横にスイーパーみたいになりました」と劇的な変化に感激の様子。「(きょうは)岩隈さんの笑顔が見られてほっとしました」と声を弾ませた。
久保田浩司監督(60)は「あれだけプロ野球の世界とかメジャーリーグで大活躍した方が普通に高校のグラウンドに来て、まだまだ野球技術が拙い特別支援学校の子たちに気楽に教えてくれる姿がすごくいいなと。野球界はこういうことがどんどんいろいろなところで普通に行われたら、さらに発展していくんじゃないかと、岩隈さんの指導を見て毎回感じます」と感謝しきりだった。
久保田監督自ら、岩隈氏に投球動作について助言を乞うシーンも見られ、「教え方も上手で、ワンポイント、ツーポイント、アドバイスしてもらったら投手の球の伸び、勢いも違った。何より子どもたちの目の輝きがらんらんとしていた」と大きさな影響があったことを強調した。
チームは昨年、公式戦初得点を挙げるなど着実にステップを踏んでいる。
岩隈氏は「支援学校として高校野球(の公式戦)に出場して頑張っている姿をみんなに知ってもらいたいですし、1勝を目指して頑張っている子たちなので、その1勝をぜひ勝ち取ってほしい」とエールを送れば、岩本も「夏の大会は背番号1を取って(チームに)貢献できるように。そして1勝してみたい」と呼応した。
希代の名投手と濃密な時間を過ごした青鳥支援の球児たち。2年前から着実に大きくなった翼を広げ、夏空を飛び回る。(長井 毅)
◆青鳥特別支援の歩み
▽23年7月10日 松蔭大松蔭と深沢との連合チームで西東京大会初出場を果たし、松原に19―23で敗戦。
▽24年7月7日 西東京大会2回戦 東村山西に0―66で敗戦。
▽同年9月7日 秋季都大会1次予選 目白研心に0―66で敗戦。
▽25年3月20日 春季都大会1次予選 産業技術高専に1―37で敗戦。
▽同年7月6日 西東京大会2回戦 上水に1―22で敗戦。
▽同年9月20日 秋季都大会1次予選 二松学舎大付に0―18で敗戦。
▽26年3月15日 春季都大会1次予選 三鷹中教校に0―15で敗戦。










![Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41Bs8QS7x7L._SL500_.jpg)
![熱闘甲子園2024 ~第106回大会 48試合完全収録~ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/31qkTQrSuML._SL500_.jpg)