◆JERAセ・リーグ 巨人4―2広島(29日・東京ドーム)
巨人の竹丸和幸投手(24)が6回2失点の好投で、両リーグトップタイの4勝目を挙げた。4月までに4勝は、球団新人では15年の高木勇人以来、左腕では初の快挙だ。
声援は耳に入らない。竹丸は捕手・岸田を信じ、サインに何度もうなずいた。5回2死走者なしから四球や連打で2点差に迫られ、なおも一打逆転、満塁のピンチ。無心になろうとした。「あまり考えすぎず、1球1球ミット目がけて投げました」。宝刀・チェンジアップで小園を二ゴロに仕留めると、張り詰めていた表情をほんの少し緩ませ、視線を上げた。正念場を切り抜けた先にあったのは、両リーグトップタイの4勝目。球団で、4月までに4勝を挙げた初めてのルーキー左腕になった。
初回、3者連続三振で圧巻の立ち上がり。直球はプロ入り後最速の151キロを計測し、スライダーもキレた。地元は広島。縁も深い初対戦の赤ヘル打線を6回6安打2失点に抑えた。歴史的な勝ち星の話題を振られても、深く言及することはなかった。「きょうも先制してもらって、それをしっかり次の投手につなげたのがよかった」。あくまでも重要視したのは投球内容。球数は3勝目を挙げた22日の中日戦(前橋)の5回97球から6回94球に改善した。「なるべく長いイニング行きたかった。ストライクをずっと意識していた」と効率的に打者を抑えた。
バッターとしても確実に成長している。高3以来、7年ぶりの打席に備え、オープン戦期間からトラジェクトアーク(投手の球速や変化量などを再現できるマシン)で犠打の練習を続けてきた。
登板日のルーチンとして染みついているのが、惜しみないファンサービスだ。先発投手は通常、試合約30分前に外野でキャッチボールを行い肩を慣らす。独特な緊張感が漂うプレーボール直前。集中力を高めるため淡々とこなす選手も多いが「スルーするのも申し訳ないじゃないですか」と竹丸は必ず客席に目をやり、声援に応える。オープン戦からずっとだ。キャッチボール後にはスタンドの少年にボールをプレゼントした。さりげない優しさと平常心が、普段通りの投球リズムを生んだ。
5回の危機を耐え抜き、6回も先頭を出しながら粘りきった。阿部監督も「最後自分でしのいできた。










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