◆JERAセ・リーグ 巨人4―2広島(29日・東京ドーム)

 竹丸は5回2死から簡単に四球を与えてしまい、直後の初球を適時二塁打。バッテリーはおおいに反省すべき点はあったけれど、2点を取られてなお2死満塁のピンチとなっても、ベンチは動かなかった。

開幕投手を任せた竹丸に対する信頼と同時に、「ここを踏ん張れないと勝てる投手になれないよ」という阿部監督のメッセージだったと思う。

 さらに6回も続投した。9連戦の2試合目。「(球数は5回で)まだ80球。お前はエースにならないといけない。6回くらいは投げ切ってくれなきゃ困るんだ」。これまた監督の声が聞こえてきそうな采配に感じたね。

 ここまで5試合に登板して、最長は開幕戦と、この日の6イニング。ローテーションの中心という意味では、7回は投げてもらいたいところ。ただ、これは試合で肩のスタミナをつけるしかないんでね。

 これでハーラートップに並ぶ4勝目でしょ。2回に味方が4点を取ってくれた直後の3回をきっちり3人で片付けたところが、勝てる投手の証明。

64年前に新人開幕投手を務めた城之内邦雄さんと同じように、新人王も狙えるし、最多勝だって夢じゃないよ。(スポーツ報知評論家・宮本 和知)

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