◆プロボクシング ▽東洋太平洋ウエルター級(66・6キロ以下)タイトルマッチ10回戦 〇元王者・佐々木尽(判定)王者・田中空●(2日、東京ドーム)

 東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ10回戦は、同級1位の元WBOアジアパシフィック&東洋太平洋同級王者・佐々木尽(24)=八王子中屋=が、王者・田中空(24)=大橋=を2―1の判定で破り、王座奪取に成功した。試合後はリング上でマイクを握り「待ってろ世界!」と拳を突き上げながら絶叫した。

田中は2度目の防衛に失敗した。

 1ラウンドから頭をごりごりとぶつけ合いながら、アッパー、フックの乱打戦となった。5回終了時点の採点は佐々木が48―47、49―46、47―48の2―1でリード。後半もお互い一歩も譲らず、ともに拳をぶん回した。最後は佐々木が97―93、96―94、94―96の2―1で撃破。プロ6戦目の田中に初めて黒星をつけた。

 佐々木は昨年6月、WBO世界ウエルター級タイトルマッチで王者ブライアン・ノーマン(米国)に5回KO負け。失神KOからの再起戦となった今年2月は、マーロン・パニアモーガン(フィリピン)を2回TKOで下した。

 試合後、田中がリングに上がり、握手を交わして対戦を誓い合った。ドーム決戦へ向け、SNSで「異名決定戦」と題し、自身のニックネームを募集。1000件以上の応募があった中から「ザ・ムービー」を選び、この一戦に臨んだ。

 対戦相手の田中が2023年全日本同級選手権優勝などアマチュア5冠の輝かしい実績なのに対し、自身のアマチュア時代は1勝3敗。

たたき上げで世界王者ノーマンに挑戦するまでに奮闘してきた佐々木が底力を見せつけた。

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