歌舞伎俳優の市川中車と市川團子親子が出演する歌舞伎町大歌舞伎「獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)」が3日、東京・歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaで開幕した。

 鶴屋南北作で江戸時代後期の文政10年(1827年)に初演。

1981年に中車の父・3代目市川猿之助(2代目猿翁)が復活上演し、1997年にも再演された。猿翁さんは2役に加えて語り手も担当していたが、今回は親子で2役を演じ、17人の声優が“こえかぶ”(声の歌舞伎)として出演する。中車は「父がひとりでやっていたことに尊敬の念を抱かずにはいられませんし、その遺志を継いで、2人でやっていかないといけない」と決意を語った。

 続けて「僕自身、60(歳)になりまして、父が57(歳)で引退した役をやっているというのは、『頑張っていこう、自分の道でやっていこう』ってひとつの材料になっているので、一生懸命やっていきたい」と先を見据えた。

 26日まで同所で上演される。

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