歌舞伎俳優の市川團子が出演する歌舞伎町大歌舞伎「獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)」が3日、東京・歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaで開幕した。

 今作は鶴屋南北作で江戸時代後期の文政10年(1827年)に初演。

1981年に團子の祖父・3代目市川猿之助(2代目猿翁)が復活上演し、1997年にも再演された。

 13役早替わりに挑戦する團子は「率直な感想を申しますと、難しかった」本音を告白。「僕もですけど、一番大変なのは裏方の皆様で、『コンマ何秒の世界』っておっしゃるので、本当にギリギリ。でも、(見る人に)ギリギリに思われないように出ることが大事」と難しさを語った。

 3月に大学を卒業し、この春からは役者一筋で活動。「祖父の大切な作品をやる。そして専業になってお客様の目もいい意味で厳しくなる。2つの意味で身の引き締まる思いです。とにかく子どもの頃から純粋にかっこいいな、早替わりすごいなと思っていた作品ですので、その初心を忘れずに精いっぱい勤められたら」と決意を口にした。

 26日まで同所で上演される。

編集部おすすめ