◆JERAセ・リーグ 巨人0―5ヤクルト(6日・東京ドーム)

 巨人はヤクルトの4投手の前に無得点で今季4度目の完封負け。先発のドラフト1位・竹丸和幸投手(24)は初回先頭にプロ初被弾など自己最長の6回2/3を投げ、同ワーストの5失点で2敗目を喫した。

同最多111球を投じた左腕は今後を見据えて一度出場選手登録を抹消される予定。また、打線は先発・山野に好投を許し、課題の左腕先発時は5勝10敗となった。ゴールデンウィーク9連戦を3勝6敗で終えた阿部慎之助監督(47)は「反省」の言葉を3度使い、次戦8日からの中日3連戦(バンテリンD)へ目を向けた。

 自分で抑えたい。竹丸の強い気持ちは、惜しくも裏目に出た。0―3の7回2死二、三塁。「任されたイニングはしっかり自分で投げきって終わりたかった」。声を出しながら鈴木叶に投じた3球目。ストライクゾーンに投じた外角高め149キロをはじかれた。「最後は少しアウトを取りに行きすぎたというか、欲が出た」。打球は前進守備の外野の頭上を越え、右中間フェンス手前で弾む。悔しそうにため息をこぼした。

プロ初の7回のマウンドで、自己ワーストの5失点。今季6登板目でほろ苦い2敗目を喫した。

 本調子ではない中でも耐え続けた。登板直前のブルペンは、決していい状態ではなかった。プレーボールのわずか10秒後の初球。並木にプロ初被弾を許した。「あれでちょっとバタついた。本塁打の後のもう1点がよくなかった」。なおも2四球などで1死一、二塁のピンチを招くと、増田の左前打で2点目を献上した。

 だが、気持ちは途切れなかった。「割り切ってというか、そこからうまく試合をつくれたらいいと」。初回を終えベンチに戻ると、内海投手コーチから「ちょっと突っ込んでいるように見える。

キャッチボールから意識してみて」とアドバイスを受けた。気持ちを切り替え、落ち着いた。2回から5回までは無安打投球。「中盤はよかった」と、本来の姿を一度は取り戻した。

 6回、内山へソロを許し3点差とされた。交代の可能性もあったが7回も続投。今後を見据え、一度抹消されることは試合前に決定済みで、登板間隔が空くことも理由だった。しかし連打を含む3安打2失点。6回2/3で無念の降板となった。阿部監督は「今後の彼に対しての期待を込めて行かせた。ああなってしまったので、そこは僕も責任を感じています」とルーキーを責めることはなかった。

 ヤクルト打線に右7人を並べられ、被安打7は全て右打者。

通算被打率は対右が3割2分1厘、対左が1割8分9厘と課題は明確だ。「本塁打や三塁打、ああいったのは減らしていきたい」と長打を防ぐ対策を進めていく。中11日で登板した4月22日の中日戦(前橋)では、5回1失点10奪三振と、リフレッシュ後は好投した経験もある。「しっかり回復して、反省して、また試合をしっかりつくれるように準備していきたい」。この経験を必ず糧にする。(北村 優衣)

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