◆JERAセ・リーグ 阪神3―0巨人(3日・甲子園)=7回裏降雨コールド=

 巨人は降雨コールドで阪神に連敗し、2カード連続負け越しとなった。3点をリードされた7回裏、阪神が2死満塁としたところで雨脚が強くなり、ゲームセット。

天敵の才木に4安打11奪三振で完封負けを喫し、24年途中から8連敗となった。阿部慎之助監督(47)は4日のヤクルト戦(東京D)で、脳しんとう特例措置で離脱していた泉口友汰内野手(26)を1軍へ合流させることを明言。また甲子園には同行していなかった大勢投手(26)も同日に再合流する予定だ。投打とも盤石の布陣でやり返す。

 大粒の雨が黒土に染みこんだ。0―3の7回の巨人の守備。途中で阪神園芸のスタッフが2度、マウンドや内野に砂を入れるグラウンド整備を行った。2死満塁、打者・佐藤の場面で試合中断。その後の予報も悪く、3分後に球審・真鍋が降雨コールドを宣告した。無念の悪天候に「こればっかりは仕方ないですね」と阿部監督。連敗で2カード連続負け越しとなった。

 中4日の相手先発・才木は変化球主体。

150キロ超の速球のイメージが強い中で、打者28人中7人に初球110キロ台のカーブとタイミングを外された。2回無死一、二塁から7番・佐々木、8番・浦田が連続三振。「あと一本が先に出ておけば違った展開になったと思う」と先制できず後手に回った。7回4安打、11三振で完封の才木には、24年途中から8連敗となった。

 打率4割7厘などリーグ3冠と絶好調の虎の4番・佐藤には、今3連戦で計12打数8安打を許した。巨人戦に限らず無双状態だが、「よく打たれたので次対戦するときはしっかり対策を練ってやれたら」とチーム全体として改善を掲げた。

 明るい材料もある。試合後、阿部監督は泉口について「明日、一応呼ぶ予定」と4日ヤクルト戦での1軍合流を明言した。登録は同日に状態を最終確認して決めるが、4月21日に脳しんとう特例措置で登録抹消となり、この日2軍で実戦復帰した頼れる「3番・遊撃」が帰ってくる。昨秋の両股関節手術から復活して4月26日に昇格した吉川と、今季初の強力二遊間コンビは間近だ。

 GW9連戦はここまで2勝4敗。阿部監督は4日からのヤクルト3連戦に向けて「一試合一試合勝てるようにやるだけですね」と帰京した。

投手ではコンディション不良で甲子園3連戦に同行せず残留調整した大勢も、4日に1軍再合流の予定。若手の奮闘もあり貯金「2」のチームに主力が続々と復帰して追い風が吹く。(片岡 優帆)

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