◆明治安田J1リーグ ▽第16節 水戸1-4浦和(9日・ケーズデンキスタジアム水戸)

 浦和はアウェーで水戸に4―1と快勝し、田中達也暫定監督の就任後、無傷の4連勝を飾った。中2日の連戦で先発6人を入れ替えて臨んだ浦和は、前半24分にCKのこぼれ球をMF安居海渡が押し込み先制。

さらに水戸が退場者を出した後半には、27分にFW小森飛絢、32分と34分には途中出場のFWキーセテリンが連続ゴールを挙げ、今季最多の4ゴールを奪った。

 スコルジャ監督の解任を受け、就任からわずか12日で4連勝、勝ち点12を積み上げた田中暫定監督。ここまでの歩みについて「ボール保持については、相手に攻撃をさせないためにまず自分たちが持つ、と選手たちに伝えています。元々技術のある選手たちなので、アタッキングエリアでは個々のポテンシャルを存分に出してくれています」と手応えを語った。

 この日奪った4ゴールを含め、最も「気に入ったプレー」について問われると、少し考えてこう回答した。「僕はボールを保持しながらきれいに崩すことよりも、元々速い攻撃が好きだと選手たちにも伝えています。(相手の)ライン間にパスが入った瞬間にスピードアップし、(MF早川隼平の)スルーパスから奪ったイサーク(キーセテリン)のゴールは、僕の理想形。個人的にも非常に好きな形でした」

 田中暫定監督の就任後、ビルドアップの立ち位置が整理され、ボール保持の質が劇的に改善された浦和。攻撃の時間が増え、一方で守備の時間は減ったことで、元来備えていた選手たちの高い能力が引き出されつつある。連戦中は練習時間も限られた中で、4試合で9得点1失点と攻守に上々の結果を残して駆け抜けた。次戦以降の残り2試合は、上位陣のFC東京、町田との対戦が控える。暫定指揮官の真価がいよいよ問われることになりそうだ。

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