◆第21回ヴィクトリアマイル・G1(5月17日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=5月13日、美浦トレセン

 初コンタクトとは思えない人馬の呼吸だった。復活を目指す24年の牝馬2冠馬チェルヴィニア(牝5歳、美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)は、新コンビのダミアン・レーン騎手がWコースの最終追い切りに騎乗。

先行するサトノヴァンクル(3歳1勝クラス)とヴァロアーク(3歳1勝クラス)の2番手で、前後からプレッシャーを受ける形となったが、スタートから折り合いはぴたり。僚馬2頭の真ん中に進路を取った直線では、最後まで3つの馬体が横に並んだ状態で6ハロン84秒7―11秒3をマークした。レーン騎手は「先生からは馬の状態を確かめてほしいと言われた。感触はとても良く、満足。コントロールしやすくて、普通の馬以上に非常に乗りやすかった」と優等生の走りを気に入った様子だった。

 6日のWコースでは6ハロン77秒8の好時計。自身の時計を大幅に短縮して、輝きを取り戻そうとしている。今回は23年アルテミスS(1着)以来の東京芝1600メートルへの対応がカギになりそうだが、鞍上は「今までの結果からベストよりは少し短いのかもしれませんが、この舞台は結構ハードになる印象がある」と、スタミナも必要とイメージする。

 先週のNHKマイルCは同じく初騎乗となったロデオドライブでG1制覇。流れに乗って再びのタイトル奪取を狙う。「大きな勝利を取れたことについては非常にうれしい。(G1は)今週もその後もありますし、何個でも勝てるように頑張っていきたい」。

今週の府中でもレーン旋風を巻き起こす。(浅子 祐貴)

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