国際ボクシング連盟(IBF)は13日、2025年度の年間各賞を発表。男子年間最優秀選手賞(MVP)にあたる「ジャーシー・ジョー・ウォルコット賞」に、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)=大橋=が選出された。

22年度以来2度目の受賞となる。

 ジャーシー・ジョー・ウォルコットは、1940~50年代にジョー・ルイス、エザート・チャールス、ロッキー・マルシアノ(いずれも米国)らと拳を交えたた米国の元世界ヘビー級王者。IBFは受賞理由について「圧倒的な王座防衛戦やエリートレベルのパフォーマンスなど、2025年の目覚ましい活躍によりこの栄誉を獲得した。特筆すべきは、井上選手がこの名誉ある賞を受賞するのは今回で2度目となることだ。ボクシング界屈指のパウンド・フォー・パウンド・ファイターとして広く認められている井上選手の1年間の功績は、プロボクシング界の頂点における彼の地位をさらに確固たるものにし、ジャーシー・ジョー・ウォルコット賞が体現するエリート基準を反映している」と説明した。

 2025年の井上は、1月に金芸俊(韓国、4回KO勝ち)、5月にラモン・カルデナス(米国、8回TKO勝ち)、9月にムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、12回判定勝ち)、12月にアラン・ピカソ(メキシコ、12回判定勝ち)と、年間4試合の4団体統一王座防衛戦にすべて勝利。4団体統一王座の年間4度防衛は史上初。全団体統一王座の年間4度防衛は2団体時代の76年ムハマド・アリ(米国)以来の偉業となった。

 またIBF年間最高試合には、25年3月29日に愛知県国際展示場で行われたIBF世界フライ級タイトルマッチ、矢吹正道(緑)―アンヘル・アヤラ(メキシコ)が選出された。矢吹はIBF世界ライトフライ級王座を保持したまま1階級上の王者・アヤラに挑戦し、12回TKO勝ち。日本男子初の世界2階級同時制覇を果たした。

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