◆JERAセ・リーグ 巨人4×―2広島=延長12回=(13日・福井)
4時間43分の大熱戦。劇的すぎる結末に阿部監督は我を忘れて喜びを爆発させた。
1点を追う12回に坂本が逆転サヨナラ3ラン。時計の針は午後10時43分を示していた。「興奮して僕も選手のように前に出てしまいました。素晴らしいの一言。300号、節目の、やっぱり持ってるなと思いました」。ベンチ入り野手全員を使い切り、残っていたのは投手の堀田と赤星だけという総力戦を制した。
2試合連続サヨナラ勝ちとなったが、試合を通して「あと一本」が出ず苦しんだ。坂本の一発が出るまで得点はキャベッジのソロのみ。坂本の一発まで得点圏17人連続無安打と、好機でことごとく、もう一押しができなかった。「あと一本というのはずっとテーマなので、これは何とか打破してほしい」と呼びかけた。
坂本の一発は初球。対照的に、好機でファーストストライクを見逃す若手も多かった。
「その勇気がない、そこでもうメンタルで負けている選手もいる。そこはみんなのテーマとしてやってることなので。前に飛ばないと、ことが起きないと何も起きない。割り切っていける勇気を持つことが一番大事」。福井の熱い勝利の中でも、しっかり反省点も挙げた。(片岡 優帆)