◆全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル2026」【優勝決定戦】(17日、大田区・EBARA WAVE アリーナおおた)

 全日本プロレスは17日、大田区・EBARA WAVE アリーナおおたで「チャンピオン・カーニバル2026」【優勝決定戦】を開催した。

 第4試合で元プロレスリング・ノアで覆面レスラー「KURAMA」としてメキシコでファイトしていた練習生の矢野安崇が再デビュー戦で青柳優馬と対戦した。

 矢野は2000年8月10日生まれの25歳。身長166センチ、体重75キロ。2019年3月にノアに入門し20年10月28日に後楽園ホールでデビューしたが23年6月1日にノアを解雇。その後、単身メキシコへ渡りKURAMAへ変身。昨年大みそかの代々木第二体育館大会から王道マットに参戦。今年1・3後楽園大会では、当時、世界ジュニア王者だった青柳亮生に挑戦し敗れた。この試合中に自らマスクを脱ぎ正体を明かしていた。

 その後、1・11新宿FACEでの「新春ファン感謝デー2026」で練習生として全日本プロレスに入団したことを発表。4・12後楽園大会で大田区大会での再デビューを明かしていた。

 元三冠王者の青柳優に挑んだ矢野は、1月とは比較にならない鍛え抜いた肉体から左腕を攻める正統的なテクニックから伸びのあるドロップキックで追い込んだ。青柳優も強烈なボディースラムでたたき付けると逆エビ固めで絞め上げた。

 過酷な逆エビを耐え抜いた矢野は、ドロップキック、トペで逆襲する。

それでも体格差に勝る青柳優のブレーンバスターで全身を打ち付けられ、逆エビ固めで再び絞り上げられた。過酷な技を耐え抜いたが、ブレーンバスターで投げられ、THE FOOLでトドメを刺されたが驚異の粘りで返した。最後は、THE FOOLを再び食らいカウント3を奪われた。

 再出発を誓った懸命のファイトにアリーナからは惜しみない拍手が矢野に注がれた。バックステージで矢野は「今日、再デビューしました矢野安崇です」とあいさつし「俺が全日本プロレス、全日ジュニア盛り上げる。俺が主役になる。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました」と誓った。

 一方の青柳優は再デビュー戦の相手を務めたことに「全日本プロレスもすごい対戦カードを組むなと思ってびっくりしたんですけど」と明かし「僕がやって良かったのかわからないんですけど、ようこそ、全日本プロレスということでヤス、よろしくお願いしますよ」と健闘をたたえた。

 そして「お互い後ろ指さされながらがんばりましょうよ」とエールを送り「全日本プロレスに悪い虫が寄ってくるようだったら、俺とヤスで全部迎え撃ってやりましょう。外敵でもいいし、SNSにはびこる害虫どもでも同じです。すべて僕と矢野君で受け入れましょう」と覚悟を示し「あとはすばらしい先輩方の背中を見て育ってくれれば、君も間違いなく全日本プロレスのスターになれると思います」と期待していた。

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