MLB全体で見ても今季の村上はトップクラスの掘り出し物だ(C)Getty Images

 ホワイトソックスの村上宗隆が現地時間5月16日のカブス戦で、メジャー移籍後初の1試合2本塁打を記録。2打席連続でスタンドまで運び、本拠地のファンを大いに沸かせた。

チームはこの日、序盤から得点を重ね8-3で勝利。村上も快勝の立役者の1人となった。

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 3-0とホワイトソックスがリードして迎えた3回の第2打席、村上のバットがカブスの先発ジェームソン・タイヨンのチェンジアップをとらえると、打球は左中間スタンドへと消えた。今季16本目のアーチでチームに追加点をもたらした村上は、さらに続く5回の第3打席、今度はタイヨンのストレートをフルスイング。高々と舞い上がった打球は右中間スタンドへ飛び込んだ。圧巻の2連発で、村上の本塁打数はリーグトップタイとなる17本。シカゴを拠点とする両球団の対戦で、持ち前のパワーを見せつけた。

 試合後、現地メディア『CHICAGO SUN-TIMES』では、敗戦投手となったタイヨンのコメントを紹介している。5イニングを投げ8失点と苦しいマウンドのなった中で、村上には2被弾。スラッガーとしてのパフォーマンスを目の当たりにした右腕は、村上の印象として以下の様に語っている。

「正直に言って、なぜ他の29球団が彼に興味を示さなかったのか理解できない。まるで集団心理みたいに、誰かが“彼には手を出さない”と決めて、そのままリーグ全体が同じ判断をしたように見える」

 素直な言葉を並べるタイヨンは、さらに、「本当に信じられないよ。

だって彼は打てるし、スタンドに放り込める。若くて、とてつもないパワーがあるし、打席での存在感も抜群だ。ストライクゾーンの見極めも優れているし、本当に多くのことを高いレベルでこなしている」と打撃スキルを絶賛。

 この日を含めたメジャーでの活躍を称えており、「彼にとってここは最高の環境なんだろうね。チームも彼を歓迎しているし、本人も居心地良さそうだ。それが今のプレーにも表れている」などと述べている。

 昨季まで2年連続2ケタ勝利を記録し、通算84勝の実績を誇るタイヨンも、村上のバッティングに脱帽の様子だ。対戦相手からも賛辞が送られるほどのインパクトを残す26歳は、現時点において、まさにメジャー全体から大きな注目を集める存在となっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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