卓球 アジア選手権国内選考会 第1日(26日、埼玉・所沢市民体育館)

 女子グループリーグが行われ、A組の早田ひな(日本生命)は、伊藤友杏(ゆあん、大阪・香ケ丘リベルテ高)、岩見香蓮(愛知・桜丘高)にいずれも3―0で快勝し、順当に8強入りを決めた。

 10日閉幕の世界卓球団体戦では、6大会連続の銀メダル。

決勝の中国戦で2点起用されたが、世界ランク1位の孫穎莎、同2位の王曼昱に2敗を喫し、日本は2―3で敗れ、悔し涙を流した。敗戦から16日たったが「自分の卓球人生においても引きずってしまった。追い込まれた。(心が)空っぽだった」と明かすと、自然と涙があふれてしまった。普段は3日ほどオフを決めて練習を再開するが、なかなか前を向けず、スタッフに「今日も…すみません」と伝え、5日ほどラケットを握れなかった。

 24年パリ五輪銅メダルを獲得し、負傷した左腕は昨年末にようやく回復。1歩ずつ“壁”中国を越えるべく努力を重ねてきた。だが、2試合で1ゲームも取れず「外から言われてもおかしくない」と受け止める。その上で「世間の意見よりも、内容。こんなにも練習してきたけど、それができていたのに、全て超えられてた」と、中国との差の大きさにショックをぬぐいきれなかった。

 それでも「何かきっかけになったらいい」と選考会に出場を決断。この日「緊張した」中で2試合をストレート勝利で飾ると、平日にもかかわらず応援に駆けつけたファンから温かい拍手を一身に浴びた。

「一人一人のお客さんの顔が見られてうれしかった。自分のプレーを見に来たいと思ってくれているんだと思えた。もちろん勝つことが一番の恩返しだけど、まずは明日も元気にプレーしたい」と力を込めた。

 27日の決勝トーナメントで優勝すれば、10月のアジア選手権(ウズベキスタン)の切符を得て、27年の地元・福岡開催の世界卓球個人戦にもつながっていく。9月には既に代表入りした名古屋アジア大会と団体戦での中国への雪辱の舞台もある。「リベンジしたい気持ちもある」と闘争心も沸いてきた。悔し涙をぬぐって再出発を切った。

 ◆選考会方式 出場選手を8組に分けた総当たりのグループリーグを行い、各組成績トップの計8人が27日の決勝トーナメントに進出する。優勝者が10月のアジア選手権(ウズベキスタン)の出場権を得る。男女シングルスは最大5人で全日本選手権優勝者の男子・松島輝空、女子・張本美和は既に決まっている。

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