卓球「ノジマTリーグ」の男女12チームの話題をお届けする「TリーグNEWS」第10回は、女子の日本生命レッドエルフをピックアップ。10日閉幕の世界卓球団体戦に初出場した18歳の新鋭・面手凛(めんで・りん)は、今春、入社し先輩の早田ひな(25)らの背中を追う。

岡山・山陽学園高3年時から挑戦するシニアの世界ツアー2季目での飛躍と来季はTリーグで「勝ち越し」を目標に掲げた。

 初の世界卓球から帰った18歳の目は、向上心に満ちていた。7月開幕のTリーグの新シーズンに向け、面手は「レギュラーシーズンとプレーオフで優勝できるように頑張りたい。個人としてもチームにたくさん貢献して、今年こそは勝ち越したい。成長したい」と力を込めた。世界卓球団体戦で銀メダルを獲得後も同代表で所属の先輩・早田と並んで練習に励む毎日だ。

 新社会人として歩み出して約2か月。「一つステージが上がった」と責任感も出てきた。13歳から参戦するTリーグで昨季は自己最多の14戦に出場し、7勝7敗。プレーオフ決勝では五輪2大会団体銀の平野美宇(26)に0―2から大逆転。成長を感じる一方、シニアの世界ツアーに挑んだ1シーズンを終え、トップ選手に対して「パワー不足」と課題が見えた。これまでは技術練習に軸を置いたが、昨年から毎日、練習後にトレーニングを実施。

例えば最大40キロのおもりを担ぐスクワットは10回を3セット。主に下半身、体幹を鍛え、ラリーで打ち負けない「地力」がついてきた。

 初の世界卓球では多くの学びがあった。団体戦の2戦に起用され、クロアチア戦ではパブロビッチに3―0で快勝。持ち前の速いピッチの攻撃が光り「楽しめた」。決勝の中国戦は出番がなかったが「画面では分からない技術の精度の高さやすごい雰囲気を学んだ。次こそ(試合に)出たい」と新たな目標もできた。

 9月の愛知・名古屋アジア大会代表にも選出。「強い選手との一戦、一戦に学びがある」と面手。Tリーグから世界へ、18歳が大きく羽ばたく。(宮下 京香)

 ◆面手 凛(めんで・りん)2007年12月31日、岡山・玉野市出身。18歳。

元実業団選手の母・裕子さんの影響で3歳の時に卓球を始め、17年全日本選手権カブの部(小4以下)女子シングルス優勝。18年同ホープスの部(小6以下)準V。24、25年全日本選手権ジュニア女子で準V。今春、岡山・山陽学園高を卒業し日本生命に入社。右シェーク攻撃型。座右の銘は「限界突破」。164センチ。

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