数々の伝説を作ってきた。5人がそろっての「最後の雄姿」を、STARTO ENTERTAINMENT担当の奥津友希乃記者が「見た」。

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 2023年から現場を取材してきた記者にとって、嵐のライブを見るのは今回が最初にして最後。青春期に嵐の楽曲を聴いて育ったこともあり、稚拙な表現だが「これが嵐だ!」としっくり感と感動を覚えた。

 変わらぬ大野智の美声をはじめとした5人の耳心地よいユニゾン(合唱)、スケール感あるセットの中でも埋もれない個性とスター性、MCで見せる平和なわちゃわちゃ感。きっと熱心なファンではなくても、一度はメディアなどを通して見聞きしたことがある「あの時に見た嵐」がステージにいた。

 演出は真新しさよりも、ファンが期待する「定番」が軸で、5人の真心を端々から感じた。松本潤考案の客席の上を移動する透明な可動式ステージ「ムービングステージ」で観客に急接近。何度も至近距離から目を合わせ、手を振り「誰一人取りこぼさず感謝を伝える」という気概を感じた。

 お茶の間からも圧倒的な人気と信頼を誇った「仲の良さ」も健在で、MCでは愛のあるツッコミや笑いが絶えない。互いを心から思いやることで生まれる絶対的な安心感がステージを包んだ。約3時間半、スーパースターぶりと親近感が絶妙に調和する5人に、最後まで魅せられた。

 未来での「再結成」の可能性よりも、ラストステージを悔いなくやり切った印象。「嵐は嵐のまま」心の宝箱にしまい、それぞれの未来へ歩き出す覚悟がにじむステージだった。

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