5月31日の日本ダービー・G1を勝ち、皐月賞と合わせて2冠馬となったロブチェン(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ワールドプレミア)は、6月1日の午前2時頃に栗東に帰厩した。今朝も皐月賞翌日と同様に、馬房で横になり、疲れを取っている様子だった。

担当の房野助手は「馬運車でもカイバをペロっと食べていました」と無事を報告した。

 ダービーは頭差の接戦となった。「伸びてきていたけど、間に合う?と思いました。最後は分からなかったけど、周りが勝ったでしょう、と言っていました。確信したあとは、これでもかというくらい、よっしゃーと叫んでいました」と歓喜の瞬間を振り返った。

 ダービーの週は、プレッシャーよりも楽しみが大きかった。「先週は本当に楽しくて、客観的に楽しめていた。馬がどんどん良くなっていたし、不安はなかった。こんな走り方をする馬は、そうそう負けへんやろと」。房野助手の期待にこたえて、愛馬は25頭目となる春2冠馬に輝いた。

 皐月賞はついていなかったが、今回は松山弘平騎手にジョッキーカメラがついていた。「ゲートの時に“楽しんできてよ”と。

めちゃくちゃ落ち着いていて、雰囲気が良かった。装鞍所、パドックで大丈夫だと思ったので」と同助手。その言葉が、鞍上を勇気づけた。

 ロブチェンは近日中に放牧に出される予定で、秋はラスト1冠となる菊花賞(10月25日、京都)が当然、目標になる。「夢が広がるね。無事に行ってくれたら。松山を3冠ジョッキーにしたい」と、房野助手は寝ているロブチェンを優しく見守った。

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