巨人のファームを詳しく紹介する随時掲載の新企画「ファーム情報FROM G TOWN」。今回は支配下再昇格と将来的なレギュラー取りを狙う育成・中田歩夢内野手(21)にスポットを当てる。
育成選手の支配下登録は7月31日が期限。しかし現在2軍で汗を流す中田は、1か月早い6月30日を目標に定める。
「6月30日に(青森の)弘前で1軍の試合(ヤクルト戦)があるんですよ。僕の地元なんで。なかなかない機会だし、何とかそこまでに支配下へ上がりたいなって。1軍選手として地元で試合をできたら、家族や高校の監督、友達もたくさん見に来てくれると思う。今まで支えてくださった方への恩返しとして、いい姿を見せたいんです」
青森・東奥義塾から22年育成4位で巨人に入団。24年の春季キャンプでのアピールが実り、開幕前に支配下昇格をつかみ取った。しかし2軍では91試合に出場して打率1割9分6厘、1本塁打、15打点に終わり、同年オフに育成で再契約。
「1軍で出るなら最初は守備固めからだと思う。いろいろなポジションを高いレベルでできなければいけないし、打席だったら代打バントの可能性もある。常に1軍へ行ったときのことを考えて練習しています」
今季は2軍で27試合に出場して打率2割6分3厘、7打点。持ち前のガッツとしぶとさで数字以上の貢献度を見せる。昨季まで楽天の2軍内野守備走塁コーチを務め、今季から古巣に復帰した奥村展征データアナリスト(31)は「ずっと『もったいないな』と思っていた。『引っ張りたい』という気持ちがすごく強くて。今年は打球方向を意識して自分の役割を考えられるようになった」と打撃面での成長を感じている。
「打順やタイプを考えたら出塁を求められる。0ストライクからでも逆方向を狙ったり、練習でもずっとあっち(逆方向)に打っています。試合でもピッチャーに球数を投げさせたりできているので、打席内容は良くなってきました」
50メートル走6秒2の俊足に、遠投120メートルの強肩。内野の複数ポジションに加え捕手もできるユーティリティー性を併せ持つ。
◆中田 歩夢(なかた・あゆむ)2004年6月27日、青森・弘前市生まれ。21歳。小学3年から福村ガッツで野球を始め、弘前東中では軟式野球部に所属。東奥義塾では1年夏からベンチ入り。甲子園出場はなし。高校通算23本塁打。高校時代は投手としても最速148キロを計測。22年育成ドラフト4位で巨人に入団し、24年3月に支配下登録。










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