◆米大リーグ Dバックス0―7ドジャース(3日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、敵地・Dバックス戦に「1番・投手兼DH」で二刀流出場し、6回2安打無失点で6勝目を挙げた。規定投球回不足ながら、防御率0・74など、投手を評価する指標で軒並みMLB“隠れ1位”とし、米メディアからは早くもサイ・ヤング賞に関する質問も相次ぐ圧巻の投手成績だ。

打者としても3安打5出塁の大暴れ。打率を開幕戦以来の3割となる3割1厘とした。

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 立ち上がりの大谷は、ひっかける球が多かった。スイーパーを武器にするため肘が自然に下がってしまい、その確率は高くなる要素はあるが、それが続くと前回登板のように四死球が多くなってしまう。

 その修正に2回、カーブを多く使った。上から投げ下ろす意識を持ち、肘を上げる意味がある。おかげで3回以降はひっかける球はなくなった。修正能力の高さを改めて感じさせた。

 6回を無失点で6勝目。防御率は0・74まで良くなった。あと1イニングで規定投球回に達したが、首脳陣は点差や球数も考慮したのか6回で交代させた。今季、大谷は投手としての勲章を狙える状態にある。

それは勝利数よりも防御率であり、サイ・ヤング賞。最終的には規定には届くとは思うが、ドジャースが先発を6人で回しているから、常に少し足りない状況が続く可能性があり、終盤には無理をする必要も出てくる。この日は高低差もうまく使えてゴロアウトが10と多かった。球数を少なくし、イニングを稼ぐには三振よりも有効になる。

 打席では3安打に2四球と5出塁。慣れているとは思うが、疲労もたまっているはず。けがのリスクは単純に他人の倍あるだけに、疲れが故障につながらなければいい。(野球評論家・髙橋 尚成)

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