◆静岡県高校総体サッカー▽決勝 静岡学園2―1浜松開誠館(7日、静岡・エコパスタジアム)

 決勝が行われ、男子は静岡学園が浜松開誠館を2―1で下し、2年ぶり10度目の優勝を飾った。後半3分にMF小田切颯佑(そうすけ、3年)がFKを直接決めると、同6分にMF半田怜也(3年)のゴールで加点。

開誠館の反撃を1点に抑えて逃げ切った。静学は7月末から行われる全国大会(福島)に出場する。女子は藤枝順心が常葉大橘を4―1で倒して2年ぶりのV。順心は東海総体で全国切符を目指す。

 静学が雨中の激戦を制した。1点差に迫った開誠館が終盤に猛攻。押し込まれたが、DF陣が集中力を切らさずはね返し、GK田辺匠真(3年)が体を投げ出してセーブ。試合終了の笛に選手は抱き合って勝利を喜んだ。MF足立羽琉主将(3年)は「気持ちで負けなかった」と胸を張った。

 スーパーゴールがチームを波に乗せた。両校無得点で迎えた後半3分。左サイドでFKを得ると、小田切が左足で低い弾道のシュート。

これがニアサイドを抜いてネットを揺らした。

 「だれも予想していなかった」と川口修監督(52)も驚いた一撃。スタンドの応援団に向かってガッツポーズを繰り返した小田切は「前半にFKを蹴って、調子がよかったので狙った。雨でGKが滑るかもしれない。速いボールなら入ると思った」。これが今大会初ゴールで、「大事なところで決められてよかった」と目を細めた。

 3分後には、小田切のラストパスを受けた半田が追加点だ。準々決勝の藤枝明誠戦で脳しんとうを起こし、コンディションが上がらなかったエースFW坂本健悟(3年)に代わり、2戦連続でのスタメン出場に燃えていた。「なんとしても点を取りたいと思っていました」と、声を弾ませた。

 昨年は準決勝で、開誠館にPK戦で黒星。そのリベンジを果たし、新人戦に続く2冠を達成した。昨年、プレミアリーグから降格しただけに「全国総体では、プレミアのチームとやりたい」と指揮官。

強豪との真剣勝負を重ねることで、さらにチームをレベルアップさせる。(里見 祐司)

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