◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 27日にハードオフ新潟で行われる「ナミックス フレッシュオールスターゲーム 2026」の出場選手が6月26日に発表された。ファーム・リーグに所属する14球団から将来性豊かな若手が集う。

私も取材へ行く予定だ。13年前、ロッテの新人だった私は秋田でのフレッシュオールスターに出場し、取材される側だった。先発はイースタン選抜(以下、イ選抜)が上沢(ソフトバンク)、ウエスタン選抜が東浜(同)と、現在も現役で活躍する両右腕。野手も近藤(同)、鈴木(カブス)らがスタメンに名を連ねていた。

 イ選抜の「1番・中堅」で先発出場した私は、先制2ランを含む3安打で幸運なことにMVPを受賞した。試合前の取材では「ホームラン打者ではないので、足を生かして盗塁で目立ちたい」と答えたが、本音を言うと全打席で本塁打を狙っていた。他の選手も打席では本塁打を狙い、塁に出れば積極的に盗塁を仕掛ける。投手は分かっていても直球を投げ込んできた。普段、勝負の世界に身を置き、重圧と戦っていた私たちにとって、唯一純粋に野球を楽しめる試合だった。

 当時その試合に出場していた同学年は私を含めて14人。試合後には食事へ繰り出し、将来を語り合った。やはり同学年は特別な存在だ。

現役時代は互いに励まし合い、活躍に刺激を受けて気持ちを奮い立たせた。あれから13年。今もプロの世界でプレーする者、裏方へ転身してチームを支える者、野球と離れて活躍する者…。それぞれの舞台で輝く友に負けぬよう、私も選んだ道を走り続けたい。(巨人担当・加藤 翔平)

 ◆加藤 翔平(かとう・しょうへい) ロッテ、中日で12年間プレーし24年に現役引退。25年2月に報知新聞入社。

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