◆第108回全国高校野球選手権大会第2日 ▽1回戦 聖隷クリストファー―佐野日大(6日・甲子園

 第2試合では、2年連続2度目出場の聖隷クリストファー(静岡)と、16年ぶり7度目出場の佐野日大(栃木)が対戦する。両校のスタメンが発表され、聖隷クリストファーは最速150キロを誇るエース左腕・高部陸(3年)、佐野日大は制球力のあるエース右腕・鈴木有投手(3年)が先発のマウンドに立つ。

 高部は静岡大会では自慢の速球を武器に全6試合に登板し、36回2/3を投げて4失点(自責3)で防御率0・74。48三振を奪い奪三振率11・78で、連覇の立役者となった。

 昨夏は1回戦の明秀学園日立(茨城)戦で1失点完投するなど活躍。横浜の織田翔希、沖縄尚学の末吉良丞(りょうすけ)、今夏を甲子園を逃した山梨学院・菰田陽生とともに世代の「四天王」とうたわれたエースの投球に注目だ。

 佐野日大は栃木大会の決勝で国学院栃木相手に延長タイブレークにもつれる大激戦の末、逆転サヨナラ2ランで甲子園行きを決めた勢いに乗るチーム。PL学園(大阪)の監督として春夏通算6度の甲子園制覇を果たした中村順司氏の孫である中村盛汰内野手(3年)が主将を務める。

 元阪神投手の佐野日大・麦倉洋一監督(55)は試合前、高部の印象に「すごいピッチャーですよね。もう見たことないピッチャーだと思いますね。実際、マウンドに上がってどんなボールに投げるか、非常に楽しみだし、そういうピッチャーと対戦できるので、本当に楽しみしかありません」と気合をにじませた。

 その上で、「なかなか打つことは難しい。なんとかして塁に出て、うちの持ち味である、つないで、バントと盗塁、その辺を今日はもう思う存分、サインを出したい。いいピッチャーなのでヒットの本数は少ないかもしれませんけど、どん詰まりでもなんでもいいから、野手の間に落とせということで、とりあえず思いきり振りなさい。

その指示は出しました」と好投手攻略へ意気込んだ。

 投手陣では鈴木に加え、テンポ良く投げる左腕・沖崎翼(2年)らを軸に、栃木大会は準決勝までの4試合で完封勝利するなど、堅守を誇る。打線は栃木大会5試合で51安打47得点。決勝までの全試合で長打が飛び出すなどパンチ力もある。12年ぶりに出場した今春のセンバツでは三重に0―2で完封負け。春の悔しさを戻ってきた聖地で晴らせるか。

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