◆第108回全国高校野球選手権大会第12日 ▽3回戦 有明4―1東日本国際大昌平(16日・甲子園

 春夏通じて初出場の有明(熊本)が東日本国際大昌平(福島)に逆転勝ちし、8強入りを決めた。初出場での夏の甲子園8強入りは21年の京都国際以来。

 試合前にアクシデントに見舞われていた。「5番・投手兼DH」で先発予定だった工修哉(3年)が試合前に負傷した影響で急きょメンバーを変更。「5番・DH」で若杉旭浩(3年)が入り、先発マウンドは斉藤遼汰郎(3年)に変更になっていた。

 思わぬ事態となった中で、先発した斉藤は初回に1死三塁のピンチを背負うと、右前適時打を浴びて、先制を許した。それでも、その後は無失点で切り抜けた。

 打線は東日本国際大昌平の先発の照沼に苦戦。4回まで無得点に抑えられた。5回には1死二塁の好機をつくるも無得点。攻略の糸口を見つけきれずに、封じられた。

 それでも8回に好機が訪れる。1死一、二塁のチャンスをつくると、ダブルスチールに成功。2死満塁から代打の広沢遼太朗(3年)が左前へ2点適時打を放って、逆転した。

さらに栄井彰(3年)が右前へ2点適時打。一気に4点を奪い、球場を熱狂の渦に巻き込んだ。

 SNS上で「泥んこムツゴロウ打線」と呼ばれる粘り強さが、この日も十二分に発揮され、1、2回戦に続いて3試合連続で逆転勝ち。7月28日に発生した「令和8年熊本地震」で大きな被害に見舞われた地元に有明ナインが再び勇気を届けた。

 有明は準々決勝で健大高崎(群馬)と対戦することが決まった。

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