パ・リーグ オリックス1―7ソフトバンク(17日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクが今季最長を更新する9連勝で、3年連続24度目のリーグ優勝(1リーグ時代の2度含む)を決めた。6月30日から首位を明け渡さず、前身の南海時代の1964~66年以来、89年に福岡移転後では初の3連覇を達成。

小久保裕紀監督(54)は、史上3人目となる就任1年目からの3連覇となり、ナインの手で7度胴上げされた。2年連続の日本一を目指し、10月14日から本拠地・みずほペイペイでクライマックスシリーズ(CS)の最終ステージに出場する。

 3年連続24度目のパ・リーグの頂点へ。福岡移転後初の3連覇を目の前に、独特の空気に包まれてプレーボールを迎えた。それでもソフトバンク・小久保裕紀監督(54)は「僕らは僕らのやることをやるだけなので」と淡々。ナインも普段通りの落ち着いた雰囲気で試合に備えた。

 先発の松本晴は「このゲームをしっかり勝ちにいく。だからといって、力むわけではない」とマウンドへ。10日の日本ハム戦(みずほペイペイ)で自身初の2ケタ勝利に到達した4年目の左腕は優勝へのマジックナンバー2での登板を「うれしい」と歓迎した。2回先頭の紅林に先制ソロを許したが、その後の2死一、三塁で西川を左飛に打ち取ると、4回1死二塁も切り抜けた。5回6安打1失点で交代。新人ながら37試合目の登板となった2番手の鈴木豪につないだ。

 打線は6回にオリックス先発の曽谷を捕まえた。先頭の柳田が中前打。3年ぶりに規定打席に到達し、5年ぶりの打率3割も見えているチーム最年長が口火を切った。栗原の死球で無死一、二塁として、柳町が中堅フェンス直撃の同点打。さらに代わった富山から川瀬が犠打を決めて1死二、三塁と好機を広げ、牧原大が快音を鳴らした。右越えの勝ち越し2点三塁打で、思い切りガッツポーズ。昨年の首位打者が7番にいる強力打線がつながった。

 さらに暴投で1点を追加し、一挙4点。同時刻に2位の西武は日本ハムにリードを許しており、頂点へ一気に前進した。1番として、野手で今季最も飛躍した正木も快音。第1打席で自身初の規定打席に到達した26歳は3回先頭で右越え二塁打を放つと、5回にも左翼フェンス直撃の二塁打で存在感を示した。ベテランと若手が融合。

この日も圧倒的なチーム力を証明した。

 ソフトバンクが8回の守りに入るタイミングで西武が敗れてマジック1。知らせを聞いた京セラドームのタカファンもざわめいた。そのまま勝利の方程式がそのまま逃げ切って、優勝を決めた。

 試合後は敵地まで詰め掛けたファンの前で、やや間があって仕切り直したが、小久保監督が7度宙を舞い、続けて孫正義オーナーも5度、胴上げされた。

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